『硫黄島からの手紙』― 美しさと哀しさとそして「戦争」という破壊

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硫黄島からの手紙 | Excite エキサイトシネマ
◆追記2:1月3日に観た映画のパンフレットの画像を貼ります.映画タイトルのところだけを撮ったものです.家族全員で観てよかったと思った映画は パンフを買うことにしています.私が買う前に 早々とうちの家族が買ってました
画像の中で、上の方に少し余計な部分が入りました.すみません、、、汗
◆追記:3 この映画を観た後に詩を綴りました.
◆追記:4 フォトショップ画像を この投稿の一番下に追加しました(1月9日) 
◆追記:5 一部、文章を訂正しています。(2月2日)


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 前評判も高く映画の興行成績もトップという『硫黄島からの手紙』をお正月の
3日、家族と共に鑑賞した.1月3日、映画を観た当日の日記にも書きましたが暫し、
放心状態のようになり 直ぐに座席から立ち上がれませんでした.

 最初、映画を見始めたとき、全体に色調を押さえたセピアカラーに近い画像にして
いるように思えたので そのことも、もしかすると この映画の演出なのかもしれないと考えた.
 ストーリーが進んでいくうちに 私にはその意味がわかるような気がした.
 最初の場面と最後の場面に現代のシーンがあり、それ以外は 主に硫黄島での戦闘
場面である.
 映画館のスクリーンで観る戦闘シーンはそのひとつ、ひとつが身が竦む程で 実際、
私はその都度、身が竦んだのです.
 機銃掃射の音、空から落とされる爆弾の音、手榴弾の炸裂する音、機関銃の音、火炎
放射機の真っ赤な炎などなど どれもこれも 戦争そのものの恐ろしい様子を描い
ている.日本軍兵士たちは 食料や飲み水にも事欠く中での戦闘である.

 ここから先、生々しい表現をすることを 御赦しいただきたいと思います.
 この映画の中で硫黄島で戦い散っていった方達が 自決する場面がある.兵士た
ちは各々、手榴弾で自決する.上官はこめかみを小銃で打ち抜く.肉片が飛び、血の
しぶきが飛び散る.
 その場面で 最後に残った二宮和也さん演ずる西郷の顔に上官の血が・・・.
 もっと、様々な場面がありますが もうこれ以上書くことは躊躇います.

 戦争は ただ、ただ 破壊する行為なのだと、それを否応なしに見せ付けられまし
た.
 これを書きながら 私は、鑑賞2日後(5日) の今でも 涙が出て来ます.
 何を破壊するのかというと 尊い『命』を破壊するのです.
 臨場感があふれる戦闘シーンで恐ろしさのあまり我が身が竦んだと共に 映画の
最後の方では 堪えていた涙が堰を切ったように流れ出しました.

 あの戦争は何故、起こったのか あの戦争は何故、食い止められなかったのかと 
そのことが悔しくてなりません(涙)
 戦争で散っていった方達のご遺骨は まだ、あの島に眠っているそうです.確か、
テレビの情報によると 彼らの遺骨を収集する前に、早々とその島に滑走路が敷か
れたとか.
その滑走路を今現在、先頃、庁から省に昇格が決まった自衛隊が使っているのでしょうか?
 映画情報によれば、この映画撮影のために たった「1日」だけ、硫黄島への上陸が
許可されたようです.
 1945年8月15日に終戦をむかえてから、今この時点で およそ62年です.
それは確かに長い年月でもありますが 私は一方で、たった62年なのだとも考え
たくなります.
 昨今は、平和、平和と唱える人を 現実味のない理想主義者だと批判するご意見や、
なかには 平和○ケだとか、平和○カだとか揶揄する人もいますが 私はどんなふう
に批判されようと揶揄されようと戦争は嫌いです.誰がなんと言おうと嫌いです.
 戦争を美化するつもりもありません.

 この映画の中で、兵士たちが 家族に宛て送った手紙、家族への愛をしたためた手紙
故郷への郷愁を抱きながら書いた手紙、その存在が美しくせつなく、そして、哀しいもの
であると感じたと同時に 戦争は紛れもなく『 破壊 』であることを改めて自分の心
に刻みました.

 2007年、年頭に この映画を鑑賞できたことは良かったと思っています.

 この映画を製作してくださった方々、出演して下さった方々に             
                 心より感謝いたします.

 goo 映画
goo 映画
 
追記:他の映画サイトでも興行成績はトップなんですね.リンクフリーなのでバナーを貼らせて貰いました.
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by sumi_0083 | 2007-01-08 17:35 | 映画・ドラマ

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